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兄貴にもらったモノ。
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今日は朝一から今年最後のギタリストとしてのリハを終え、昼過ぎから日比谷公園へ。

ビルの谷間に緑豊かな不思議な空間で冬の日差しを堪能しながらブラブラ。

そして、過去に一度だけClingonで立った事のあるステージ、日比谷野外大音楽堂の前で記念撮影!

若い時から憧れの野音。今もまだ憧れの野音。忌野清志郎さんが立った、そして観た野音。デキシード・ザ・エモンズの解散ライブで涙した野音。ロックの歴史がいっぱいいっぱい詰まった野音!

またいつか野音のステージに立ちたいと言う思いを込めて野音の前でポーズ!(写真)

また野音でぞくぞくしながら演奏したいぜ!


夜は日比谷公会堂で目木と−る兄貴がギターを弾くって事で石井竜也さんのコンサートに招待していただいた!

高校の頃からの兄貴分にして同士であり仲間である目木と−る兄貴。

僕はずっと目木と−る兄貴の背中を見ながらここまでやってきたんだ!

お互い嬉しい瞬間も悲しい瞬間も、お互いの良い側面も悪い側面も見せ合いながらここまでやってきたんだ!

兄貴の誠実さや真面目さを目の前で見ながら、兄貴の苦労や血の滲むような努力を目の当たりにしながらここまでやってきたんだ!

だから、だからね、兄貴がデカいステージで活躍してるってだけで僕は胸が熱くなるのですよ!

兄貴の音楽に対する情熱や誠実さが音から、姿からヒシヒシと伝わる演奏でした!

鍛錬を惜しみなく重ねギター一本で生業を立てて、いい道具をきちんと使いこなして、いい演奏表現をするギター侍、ギター職人の生き様をまざまざと見せつけられて、僕は本当に胸が震えた!

この人の背中を見ながらここまで来れたことを誇りに思ったし、幸せに感じた!

真面目にコツコツ、誠実に音楽に向かい、愛し続けてきた男のカッコイい姿に感動したんだ!

またスッゴいモノを兄貴からもらった気がします。
貰いっぱなしだね!

僕が兄貴に与えられる事はこれから先も大してないかも知れないけど、兄貴からもらったモノは僕なりに仲間や後輩達に伝えて行かなくてはと強く強く思ったんだ!

目木と−る兄貴、心からありがとう!

そして偶然にもそのコンサートでバイオリンを弾いていたのが、ちょうど一年前に合奏した越川歩さん!

更に招待者の中にはこれまた四年前に合奏した吉永幸一君の姿も!

そんな久しぶりの再会を与えてくれたのも目木と−る兄貴!

いつまでたっても兄貴は兄貴なんですね!

口ではいつも生意気言ってますが、ヤッパリ兄貴には頭上がりませんわ!

気持ちよく日比谷を後にして、高円寺で焼き肉食って、ショーボートで店長台信正典をからかって、スタジオ・アフタービートで石塚周太もからかって、いい気分で帰宅しました!
フニフニ!

今夜も丸尾は幸せだとさ、めでたしめでたし!



そして悲しいお話…。

25日の夜、クリスマスイブに作ったラタトゥイウチキンを夕食にして食べている途中に友達からの一通のメール。
ある音楽の友達の訃報。
29歳の若さで…。

信じられなかったし、ガセであって欲しがったし、驚いたし、悲しいような気分がしたし…。

でも実感はなくて…。

そんな頻繁に逢う間柄では無かったけど、同士だと思っていたんだ。

最後に話したのは今年の10月。

Clingonの復活をとても喜んでくれて、「それは激熱ですね。」って祝ってくれた!
ライブにも顔を出してくれた。

近々高円寺で呑みたいねって話した。

その時の為に僕は、彼に話したい事をあらかじめ2つほど用意していた。

でもそれは今後一切語られる事はない話しになってしまった。
悲しい事です。

彼のやっているバンドがデビューする前からの知り合いで、デビュー後も一度レコーディングの手伝いでドラムを叩きに行った事がある。

そんなこんなの思い出がとてつもなく悲しい色に染まってしまって、やるせない気持ちでいっぱいです。

そのレコーディングの時に彼のバンドのライブDVDをもらったんだけど、その会場が日比谷野外大音楽だった。

だから当然今日も彼の事が激しく頭をよぎるし、悲しさも込み上げる。

冥福を祈ります。



やれやれ、この年代で若くして去って行った音楽仲間の訃報は何度目だろうか?
本当に辛い気持ちになります。

まだまだこれからの才能を持った若者が去って逝くなんて、絶対にあって欲しくないです。

そんな悲しい事があっても僕は、ラタトゥイウチキンを美味しく食べたし、性欲も衰える事なくムラムラとしているし、音楽に感動するし、ビールが美味いし…。

きっとこの先去って行った彼らの事を忘れる事は無いんだろうけど、思い出す頻度は時を経るごとに減っていくんだろうな…。

人は忘れるからね…。

100年経てば今生きてる人なんて誰も知らないんだ。

だからね、今ある命を精一杯燃やし続けて、瞬間瞬間を思いっきり生きたいと思っています。

何があるかわからない。
悲しい事はこの先もきっと沢山沢山用意されている。

そして僕もいつかは死ぬ。

精一杯燃やし続けましょうね!



そしてもう一度、彼の冥福を祈るばかりです。

皆さんや僕の明日がきっと素晴らしいモノでありますように。

おやすみなさい。



Weather Radio Programs「ウインドアンドウインドウズ第5回」内「でちゅーんのちゅーしゅつちゅー。」
http://blog.windandwindows.com/



 〜ライブ情報〜


★1月14日(木)
【Clingon】
下北沢 CLUB QUE


★1月30日(土)
【安田・中濱セッション】
西荻窪 clop clop
by maruokazumasa | 2009-12-28 00:11 | Diary