僕は…僕らはバンドマンなんです!
6日、高円寺の「ペリカン時代」で東京ローカルホンク、木下弦二さんの弾き語りを観てきました!

惚れ惚れする歌声とギター、自分の日常に投影しながら聴き入れるリアルな歌詞や、面白い言葉が胸に届く素晴らしいライヴでした!

本当に心に沁みるライヴは物凄い説得力だった!

自らの今までの人生を、素敵な部分も罪深い部分も全部ひっくるめて呑み込んで、歌や音楽で吐き出してるような弦二さんの弾き語りに何度か涙腺が緩み、深い感動を得ました!

震災以降、子供さんの事を考え福岡に移住して音楽を続けている木下弦二さん。

自分とキッチリ向き合い、先を見据えるような凛とした佇まいや歌はあまりにも美しい!

日常の「おかしな事」や、社会や周りや本人自身に対するある種の「異議申し立て」を含む言葉は、どかしら僕の中にあるブルースを代弁してくれているように感じて、胸が震える…!

きっと聴いていた人達もそんな思いを抱いたんじゃないかな?

僕の心の深い部分を刺激するライヴを観終わった後は、なんとも言えない爽快感に見舞われた!




ライヴの後、一緒に観に行ったタマコヲォルズの西池崇先輩と木下弦二さんとで沢山沢山、本当に沢山お話しをしました!

弦二さんは話しの中で、自分の背景を消したい…、背景を排除したところで自分が歌う歌を、歌として独立した「形」を感じ取って欲しい…云々言っておられました!

確かに頷ける事です…。

でも、僕は決して弦二さんの背景を良く知っている訳ではない!

ほぼ先入観のない状態で弦二さんの歌を聴き、僕のブルースに投影させて共感したり胸が震えたりした訳です!

そして、背景を消そうにも、今まで生きてきた背景は歌だろうが楽器を演奏する事だろうが、絶対にその背景は音に反映されるものだと思っています!

逆に、それが反映されないミュージシャンにはそそられない…、少なくとも僕はそそられない…。

今、木下弦二さんが自分の背景を消して、歌の「形」を感じて欲しいと言うなら、それは正しい事だし、立派な挑戦だと思うけど、実際聴き手は意外と「形」を勝手に感じて胸が震えてるし、その中には自然と木下弦二さんの背景が含まれているんだと思う!

今、弦二さんが背景を消したいと自然と思いながら歌ってる事は、こちらも自然と背景を感じながら聴くという事と同じぐらい自然で普通な事なんしゃないかな?


僕は、背景云々のところで弦二さんの歌を聴いてないし、背景を感じに行った訳でもない!ただただそこにある「歌」に感動しただけで…。

その感動には背景も自ずと含まれている筈だけど、それは無意識レベルの話しだからね…!



一方僕は、背景みたいなモノを合奏に載せてロックンロールしたいと常々思っています!

具体的な何かでは無いけど、仲間とスタジオで感じた一体感や高揚感…、そんな言葉に出来ない昂りを観る人が、聴く人がライヴで少しでも感じ取って欲しいと…!

僕はそのように思っています!


そんな風に木下弦二さんや西池崇さんと話していて思ったのは、僕らドラマーは、高揚感を伝えたりするにも、そのマテリアルは誰か仲間が作ったモノを介しての事…。

そのマテリアルを産み出した人、つまり作曲者は常にそんな悩みを感じているんだなぁ〜!と。

自ずと木村ひさしの顔が浮かぶ訳です…!

僕はいつでもどこでもClingonを今すぐにハイテンションで合奏出来ます!

でも作り手、つまり作曲者はその合奏がどんな「形」で伝わるのか…?
一番気になるところだろう?!

僕の立場は大好きなClingonの曲を胸いっぱいの気持ちで叩くという立ち回りだけど、どこか無責任なところもあるような気がする…。

ミュージシャンとして、ドラマーとして、もう少し作曲者の立場に近いところで感じて叩けるように成りたいと…、そんな事を思った夜でした!


話し込むうちに、東京ローカルホンクのドラマー田中邦雄さんや、ペリカン時代のマスターでペリカンオーバードライブのギターボーカル、増岡謙一郎さんも加わって、語り合いというかディスカッション?!

音楽を肴に、バンドという共通項を共有して熱く語り合いました!


なんだか大学生の頃のような語り合いだったけど、こんな風に語り合うのって普通に大切で必要な事なんだ…!


敢えて言わせてもらいますが、僕も含めてみんな「昨日今日」じゃないバンドをやっているバンドマン!

考える事、話す事は尽きません…!




木下弦二さんの弾き語りに纏わる夜のささやかな出来事は、僕にとって素晴らしい経験でした!

今までいろんな事があったし、これからもいろんな事があるんだろうけど、僕は「バンドマン」で良かったなぁ!


僕は…僕らはバンドマンなんです!




    〜ライブ情報〜


★10月17日(水)
【オレンジズ】
新宿レッドクロス


★10月26日(金)
【屋宜昌登セッション(ロカビリー・セッション)】
西荻窪clop clop


★11月2日(金)
【ライス・ヘッズ】
高円寺 稲生座


★11月23日(金)
【オレンジズ】
新宿レッドクロス



   〜リリース情報〜


『JAMBOREE /THE ORANGES』
ジャンボリー / オレンジズ

■収録曲
ジャンボリー
真っ赤なマイクロバス
ナンバー1
サンデー・ドライバー
クライベイビー
コーラ
恋なんて
ギンガム・チェック
ゲラゲラ60分
デイジー
リアライズ
エース
グッド・グッド・グッド
オー・ヌード
ノータッチ
仔犬と彼女
スター・スター
愛の子供

2011年5月25日 ON SALE
価格:¥2,310 品番:DQC-691
流通:BOUNDEE
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by maruokazumasa | 2012-10-08 01:58 | Diary